トリニダード・トバゴ国におけるビジネス関係情報 


平成23年5月6日


■ガーナ国との天然ガスビジネス展開:報道■

 

5月3日付け当地ガーディアン紙において、ガーナにおける天然ガス開発プロジェクトへのトリニダード・トバゴ企業の関与に関する報道が掲載されましたので、概要をお知らせいたします。

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(1)4月25日~27日にかけて,キャロリン・シーパサード=ベイチャン・エネルギー大臣と政府高官がガーナを訪問し,ガーナの天然ガス・インフラ計画(Ghana Gas Infrastructure Project)に関して,ガーナ・エネルギー大臣及び高官と会談した。
TT政府は,アフリカ諸国との南南協力の拡大,二国間の政治的文化的協力関係促進を図っている。

 

(2)TTガス公社(NGC)は、7週間前からガーナ入りし、ガーナ石油公社(GNPC)との間でのジョイントベンチャー締結について協議を行っている。NGC社は、一日当り44億キュービックフィートのガス輸送能力を有しており、また、西半球最大規模の直径56センチ、距離にして800キロのガスパイプラインを操業している。TTはアンモニアとメタノールの世界最大の輸出国である。

 

(3)3月,ガーナ・国家ガス開発計画タスクフォース(NGDTF,大統領直属)は,GNPC社に対し、ガス商業化計画の中でNGC社の果たす役割を明確化するため、NGC社と協議を行うよう指示した。NGDTF議長は,ガーナの報道機関に対して,ガス商業化計画は現在もNGDFTによる再検討の最終段階にあると述べた。また、議長は、NGC社の間で行っている協議は,競争入札の過程を経たものではないことにも言及した。 昨年10月,のミルズ・ガーナ統領は,NGDTFに対し,ガスの商業化計画の促進を命じた。これを受けてNGDTFは、経済的・財政的・技術的な選択肢を含むすべての観点からの再検討を行った。先月、NGDTFは大統領に報告書を提出した。


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尚、以前、TT国エネルギー大臣がガーナの天然ガスプロジェクトを落札したと発表した旨の報道が一部でされましたが、未だガーナ政府は最終的な発表を行っていません。