ハリケーンTammyにご注意願います。

令和5年10月20日
【ポイント】
 米国ナショナル・ハリケーン・センター等によると、熱帯性暴風雨Tammyは、ハリケーンとなり、20日(金)夜遅く又は21日(土)朝までにアンティグア・バーブーダ、セントクリストファー・ネービス、ドミニカ国付近に土砂崩れ、高潮による沿岸部の洪水や高波等の影響をもたらし、小アンティル諸島(※)の一部に暴風雨による影響をもたらすだろうとのことです。
 
※ 小アンティル諸島: アンティグア・バーブーダ、グレナダ、セントクリストファー・ネービス、セントビンセント及びグレナディーン諸島、セントルシア、ドミニカ国、トリニダード・トバゴ、バルバドス等
 
【本文】
1 これらの地域への渡航、滞在を予定されている方、また滞在中の方は、以下の関連ウェブサイトを参考に本ハリケーン情報や現地の気象情報の収集に努めると共に、災害や事故に巻き込まれないよう十分ご留意願います。
〇米国ナショナル・ハリケーン・センター: 
https://www.nhc.noaa.gov/
〇世界気象機関:
https://severeweather.wmo.int/tc/cgn/index.html 
〇ウェザー・チャンネル:
http://www.weather.com/ 
 
2 滞在中の方は、備蓄品の確保や避難場所の確認等を行い、災害時の対応に備えてください。 
【上陸・接近前の備え】  
(1)報道及び関係機関から最新の情報を収集する。  
(2)停電に備え、懐中電灯、ライター、ろうそく、携帯ラジオ、予備の電池等を準備するとともに、飲料水・食料、ガソリン等の必要物資を確保・備蓄する。  
(3)避難することも想定し、パスポート、現金、雨具、携行用の水、食料等を準備し、いつでも持ち出せるようにしておく。  
(4)強風で飛ばされそうなものは、屋内に移す又は固定する。  
(5)避難場所や避難コースを確認しておく。  
(6)家族等に緊急連絡方法や避難場所の確認を行う。  
(7)沿岸部に居住・滞在の場合は高潮の発生にも注意し、あらかじめ安全な内陸部への避難を検討する。  
【上陸・接近以降の対応】  
(1)報道及び関係機関から最新の情報を収集する。  
(2)外出は控え、現地当局から避難勧告や指示がある際には指示に従う。
(3)雨による地盤のゆるみに伴う土砂崩れ等の二次災害に十分注意する。
(4)被害が発生している地域においては、略奪等の治安悪化の可能性にも十分注意する。 
(5)被災地では、インフラの破壊(電気や水など)、物資供給不足、交通機関の乱れ、電話等通信網の断絶等が発生しているおそれがあるため、被災地を訪れる場合には、事前に情報収集を行い、訪問の可否を慎重に検討する。  
 
3 万一災害に巻き込まれた場合は、現地の気象当局等が発表する警報、指示等に従って安全確保に努めるとともに、当館(下記連絡先)までご連絡願います。  
 
4 海外渡航前には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え必ず在留届をご提出願います。 
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html 
また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、「たびレジ」にご登録願います。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/#